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主治医である吉成が私を励まし、さっそくオペが始まった・・・・・・。
オペは普段のように順調に進められた。

だが・・・・・・。

「東條さん、深呼吸・・・・!!」

私は深呼吸して力を解す。

すると・・・・・・・。私のお腹の中から出てきた・・・・・。
だが、それは赤子ではなかった。

「・・・・・なっ・・・・・・なんだ!!これは!!」

誰もが皆、それを見て驚愕した・・・・・・・・。

それは・・・・・・・・赤子とはまったくの異質の物・・・・・・人間の死骸だったのだ・・・・・・・・。
時間が大分経過しているせいか、それはミイラの状態になっていた。

周囲の人たちはこの信じ難い光景を目の当たりにし、ただ呆然と立ち尽くしていた。私は
そのとき身体が一気に軽くなるのを感じたのだが、私のお腹の中から出てきた『この異物』
を目の当たりにしてしまい、私は一種の不快感に襲われてしまった。

「こっ・・・・・これは・・・・・・いったい・・・・・・・とりあえず・・・・・・
違うところに移そう。」

主治医の吉成はそれを見て驚愕していた。
その後、私のお腹の中から出てきた『異物』は一気にお腹から取り出されもうひとつ別の
ベッドに移した。

医師、看護婦たちは吉成の指示でその『異物』であるミイラをすぐに別のベッドに移した。

当然だがそれは男女の区別が付かなかった。さらには異臭がし不快感をさらに漂わせた。

「私が連絡するから、あとは頼む。」

吉成は他の医師や看護婦にそう告げて警察等に連絡するために部屋を出たのだが
・・・・・・・そのとき・・・・・・。

「なんだ・・・・・・君は?」

扉が開き誰かが入ってきた。私は顔を見るとそれは・・・・・・・。

「昭弘さんっ・・・!!」

そこには彼の姿があった。彼はナイフを手にし吉成の首下に突きつけた。
とても信じられない光景だった。

「君・・・・・何をするんだね!!」

「少し大人しくしてもらおうか。」

「昭弘さん・・・・・・なんで・・・・・!!!」

「ん?なんでだと?本当に忘れてしまったようだな。まぁ、いい。教えてやるよ・・・・・・
。七年前の真実をよぉ・・・・・・。」

あんなにやさしかった昭弘さんが人を殺すかのような目つきで私のほうに視線を交わした。
その中で私は彼の心の底に隠れている凶器を感じ取った。彼のこんな表情は今までに見
たことがない。これは・・・・・・いったい・・・・・・。

そのとき、彼はズボンのポケットの中からビー球ほどの大きさの半透明色の玉を取り
出した。そして、それを彼は左手で力強く握ると辺り一面、光に包まれた。

周囲にいる医師や看護婦の姿は光の眩しさにより視界を徐々に遮るかのように見えなく
なってしまった。私はあまりもの眩しさにより目を閉じてしまった。




そして・・・・・・気が付くと・・・・・・・私は人気のない廃ビルと廃ビルの間に挟
まれた狭い道の真ん中に、ぽつんと一人で立っていた。時刻は夜の八時頃だろうか。辺
りは静寂な闇に包まれていた。

私はこの場所に見覚えがあった。ここは昔、私の通っていた高校まで近道だったのだ。
道の改装工事を行っておらず、非常に危険な道でありあまり人が通らなく、私もたまに
しか利用する程度だった。

そういえば、あのときもこの道を通ったような気がする・・・・・・・。
七年前に起きたあの悪夢のような日の出来事が・・・・・・。

と、そのとき・・・・・・前方から誰かが歩いてきた。姿を見るとベージュ色のブレザ
ーに赤いリボン、赤と紺色の入り混じったチェック柄のプリーツスカート、黒のソックス、
茶色の鞄を持ったポニーテールをした黒髪の少女だった。

その少女には見覚えがある。それは紛れもなく私なのだ。
私は彼女に近づこうとしたのだが身体が透き通ってしまい触れることが出来なかった。

彼女に声をかけようとしたのだが私の姿が見えないようで対話をすることが出来なかった。

と、そのとき、別の方向に男性二人が歩いてきた。彼らは高校生だった「私」のいる方
向に歩いてくる。

彼らは何かを話している。いったい・・・・・なんだろう・・・・・・。私は彼らに近
づいた。すると私は彼らの姿を見てしまった。なんと、そこには若い頃の彼・・・・・
昭弘さんと写真に写っていた木崎という男性だった。

私は彼らのことが気になり話を聞いてしまった・・・・・・・。

「ははは。今日のプレゼン上手くいったな。ようやく俺らの研究が認められるときがき
たんだ。なぁ、東條。」

「ああ、そうだな・・・・・・。だけど、木崎・・・・・・受賞が与えられるのは一人
だけなんだよな。」

「ああ、そうさ。・・・・・・・俺が代わりにとってきてやるよ。・・・・・・・いや、
なんせ、全部俺のおかげだよな。」

「ああ・・・・・お前には感謝してる・・・・・・・。ありがとよ・・・・・・・。
だから・・・・・・・・・。

そのときだった・・・・・・・。

ぐぐっ!!

彼がズボンのポケットに隠し持っているナイフで木崎という男の胸に一突きした。

「ぐぐっ・・・・・・・なっ・・・・・・・なにするんだ・・・・・・東條・・・・・・。」

「悪いな、木崎。俺はこれからもずっと偉くなりたいんだ。だから賞は代わりに頂くぞ。」

「東條・・・・・・きさまぁ・・・・・・!!!」

「一応、感謝はするさ。ありがとよ・・・・・・相棒・・・・・・・。そして・・・・・・
・・・・・さようなら・・・・・・。」

「きゃっ・・・・・・・・きゃあああああああ???!!!」

高校生の「私」はその現場を目撃してしまい、恐怖のあまり震えながらも大声で叫んで
しまった。それにより彼は瞬時に「私」のほうをみた。

そして・・・・・・・・。





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