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霞(聡)は誰にも見つからないように、こそこそと学校を抜け出して帰宅しようとしていた。

「ふぅ~、今のところ学校の連中に見つかってないな…」

校門を抜けて霞(聡)は最寄の駅に向かい家に帰ろうと思ったのだが途中にある公園に寄りベンチ
に座った。

「ああ…だめだ、また身体がムラムラしてきた。最近特に飲みすぎたかな。とりあえず、電話して
迎えに来てもらおう」

霞(聡)は母親に電話して欠席の連絡とここまで車で迎えに来るよう命じた。

「迎えがくるまで霊体になって少し暇でも潰してようかな」

霞(聡)は公園の中にある公衆トイレへ向かい中に入り鍵を閉めた。

「俺の霞ちゃんの身体をここで少し預からせてもらうね」

聡は霞の身体から離脱して霊体になり天井をすり抜けて空を浮遊しながら辺りを見渡した。
空は秋晴れに恵まれており街は穏やかで何ひとつ事件は起きておらず平和だった。

「そういえば、俺以外の幽霊ってあまり見かけないな。あいつが言ってた消失って本当なのかな」

聡は宙を移動しながら思った。
と、そのときここから4キロほど先のところに光の粒が大量に天に昇る現象を目撃した。

「ん、なんだあれは?ちょっと行ってみるか」

聡は新幹線より少し遅い程度のスピードでそこまで移動した。

「はぁはぁ。久々に高速で移動すると疲れるなぁ」

そこは閑静な住宅街。
周りには人はあまり歩いていなかった。

正面を見ると路上に30代前半くらいの男性が倒れていた。全く起きる気配がない。
彼は透けて見え人間ではなく霊体であることがすぐにわかった。彼は背中に鎌で切られたか
のような大きな傷跡があり、背中から光を帯び粒として分散され空に舞い上がって行った。

「これは…いったい?」

聡が近づいたときには全身が粒のように分散され天に昇り消滅してしまった。
時間が立たないうちに男の気配は完全に消えてしまった。

そしてそこには何もなくなり、いつもの日常の風景に戻っていった。

「何だったんだろう。あれは…。おっと、そろそろ迎えが来るころかな…」

聡はこれ以上は何もないことが分かり、その場を去って行った。
そして霞の身体がある公園の公衆トイレの中に壁をすり抜けて入り霞のもとへ戻ってきた。

魂の抜け殻である霞の肉体は床に座りスヤスヤと眠っていた。

「待たせたね。霞ちゃん。そろそろ家に帰ろうか」

聡は霞の口元に口付けし、そこを開けてその中に侵入していった。
霞の身体はいつものように聡が中に入ってくるのを許し素直に受け入れた。

そうして聡は霞に憑依し、目を覚まし立ち上がり帰る準備をした。

「ああ、少し放置してたらムラムラ感が止まらないな。家に帰ったら、たくさんオナニーしよう」

霞(聡)はトイレから出るとちょうど母親の車が到着し中に入り出発した。聡は霞として家に帰って
行った。

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