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「さてと見る物も見たし、そろそろ家に帰って霞ちゃんの身体に戻ろう。あ、その前に今のこの(パラ
レルの)俺の身体と霞ちゃんの身体とでレズプレイするっていうのもいいな。帰ったらやってみようかな」

「いや、まてよ。その前にちょっと寄り道しよう。せっかくだから会社でも見に行ってみよう」

聡は封筒を閉じアパートから出て行き、気まぐれで今度は会社の本社へ向かうことにした。

本社へ行くのはこれで下見と面接を合わせて3度目で最寄駅から何本か乗り継いで到着し歩いて本社の
前へ着いた。

「懐かしいな、会社の本社…。入りづらいがついでに少しだけ入ってみるか」

セーラー服を身に付けた女性化した聡は本社のビルを眺めて中に少しだけ侵入することにした。
だが、中へ入っても人の気配は全くなかった。

違和感を感じた聡はさらにずっと進んだのだが誰も出入りしている形跡もなかった。
まるで神隠しにでもあったかのような雰囲気だった。

だが、このビルには地下もあり『立入禁止』と書かれて封鎖されている階段を降りると研究所のようなと
ころがあった。周囲には薬品や実験器具などが散乱されていた。

そこにはいろいろな薬があり、その中には聡の持っていた幽体離脱の薬『アインゲヌーゼS40496』やよく
飲んでいた性欲剤もあったのだ。聡は性欲剤もこの会社が開発した製品だということにこの時初めて気が
ついた。

「ん?この薬は…」

聡は真っ赤なカプセルの薬が1粒入ったクリアケースを手に取った。
そのケースの中には薬の説明書が添付されており、どうやら読んでみると『不老長寿の薬』ということ
がわかった。

この薬を飲むだけで老化せずにそのままの若さを保ったままその肉体の寿命よりも50歳ほど長生きする
らしい。

「これはすごい。よし、この薬を霞ちゃんに飲ませよう。いつまでも変わらずに若くて可愛らしい姿であっ
てほしいからな」

聡はこの薬に一番興味を示し、他のいろいろな薬もついでに持って近くにある茶色の紙袋の中に入れて
持ち帰ることにした。

また奥の部屋まで行くと白衣を着た老人が椅子に腰かけていた。

聡は話を聞こうと思い近づいたのだが……
あの時見た男性のように身体が徐々に粒子状に分散され消滅してしまった。

「霊体じゃなく生身の人間が消えた…。どういうことだ…」

その時だった…
聡が何かの気配に気づき後ろを振り向くと白い仮面に黒フード……それに鎌を持っている怪人が立っていた。
怪人は聡に向けて鎌を振り降ろし斬り付けた。すると怪人は目的を達したようでその場から消えていった。

「はぁはぁ。なんなんだ、あれは?よくわからないけど、ここにいるのは危険みたいだな。急いで家に帰ろ
う……。あれ?おかしいな……。足が動かないぞ。それに身体がだんだんと……見えなくなる…」

聡の生身の肉体は徐々に見えなくなっていった…

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